業務事例−数値解析−原子力分野−諸量計算

ORIGEN-Sを用いた感度解析業務

 照射日数、炉内外中性子束、および冷却日数に対するチャンネルボックス母材の放射化放射能量についての感度解析をORIGEN-S(SCALE5.1,ORIGEN-APR5.1)計算コードを用いて実施した。解析に先立ちまず、照射日数、中性子束、および冷却日数のデータを整理しパラメータ変更範囲を選定した。また放射化放射能量の解析結果は、放射化評価対象核種であるC-14,Cl-36,Co-60,Ni-63,Sr-90,Nb-94,Tc-99,I-129,Cs-137及びNp-237の10核種それぞれに対してその放射化放射能量を、Co-60及びCs-137に対する比としてその相関がわかるよう整理した。

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MCNP5による計算委託業務

 MCNPの入力データを用いて、検出器応答シミュレーションを行った。 被検出体として平板3種類、立方体1種類の廃棄体モデルを用い、それら各モデルに対して点、面及び体積の3種類の線源をそれぞれ仮定した。本シミュレーションに際してそのピーク誤差 は10%未満とする。なお、MCNPの入出力データは別途指示されたチェックシートにより逐一検証を行うものとし、また各種計算は全てバッチファイルを介して行うことでファイルのやり とり等が明白になるよう配慮した。 シミュレーション結果として、スペクトルグラフ、核種の1崩壊あたりのピーク係数率、及び換算係数(シミュレーションで得られた係数率から数式により計算した値。単位はBq/cps)を 計算ケース毎にExcelシートにまとめた。

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